住み慣れた自宅で暮らしたいという意向が高いことから、住宅改修に関するニーズは高まっていますが、介護保険制度では、他の介護サービスと異なり、住宅改修を行う事業者を指定するための基準が定められておりません。
「介護保険における住宅改修の工程管理認定制度」は、利用者の身体状況等の把握という前段階から、施工、アフターサービスに至る改修のプロセスにおいて、その一連の工程管理が適切に行われていることを第三者が確認し、認定する仕組みです。
制度の目的
介護保険における住宅改修の質の確保と、利用者の事業者選択に資することを目的としています。
当振興会では、基準の策定・調査・認定といった制度運営を担っています。
制度の特徴
1.認定基準の適合状況を確認するため調査しています
調査は、事業者から提出された書類を調査する「書面調査」と申請のあった事業所に調査員が訪問する「実地調査」の両方を行っています。
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2.専門家が審査しています
認定にあたっては、住宅改修に関する有識者で組織された外部委員会が厳格なる審査を行っています。
3.認定基準を定めています
認定基準を定め、介護保険における住宅改修の各工程で何を管理するのかを求めています
認定基準の他、表示に関し守るべき事項、契約時に文書にて取り交わすべき項目、研修カリキュラム、マニュアルに盛り込むべき事項、損害賠償責任保険加入基準を定めています。
制度を取得するには
取得できる単位
介護保険における住宅改修を実施している事業所
制度を取得すると
メリット
第三者による調査を経た認定を取得することで、他の事業者との差別化が図れます。また、2年ごとの更新制度により、常にサービスの質の維持・向上が求められます。