福祉用具の消毒工程管理認定制度の成り立ちと仕組み
食の安全や感染症対策を考慮し、安全で衛生的な商品を選ぶことは普段の暮らしの中では当然のことですが、介護保険制度には消毒に関する具体的な基準がなく、利用者が消毒の効果を確認することは非常に難しい状況にあります。
これを背景に創設されたのが、「福祉用具の消毒工程管理認定制度」。福祉用具の安全衛生管理が適切に行われていることを第三者が確認し、その結果を利用者に表示する仕組みとして運営されています。
福祉用具の消毒の流れ
介護保険制度における福祉用具の利用は、貸与(レンタル)という形態が大半を占めています。福祉用具は、基本的に再利用されており、使用後に回収され、再び新しい利用者のもとへ届けられます。
福祉用具の消毒工程管理認定制度の概要
- 実施主体 一般社団法人 シルバーサービス振興会
- 認定単位 福祉用具の消毒を行っている事業所
- 認定の対象 福祉用具の消毒工程の管理について、一定の基準への適合状況を認定します。
- 認定 専門家からなる認定委員会で認定の可否を審査し、認定します(認定は6月・10月・2月の年3回)。
- 有効期限 2年間
このカテゴリの目次