シルバーマーク制度について シルバーマークってなに?

本格的な高齢化社会を迎え、高齢者が安心して健康に暮らすことができる良質なサービスや商品を提供する事業者が求められています。シルバーマークは、そうした社会の要請に応えるため、シルバーサービスの種類ごとに基準を設け、しっかりと基準を満たした事業所(営業所)に対して交付されるものです。利用者が事業者を選択する上での確かな目安となっています。

制度の目的

高齢者が安心してシルバーサービスを選択するための基準を策定し、高齢者福祉の増進とシルバーサービスの健全な発展に寄与することを目的としています。

シルバーマーク制度は、シルバーサービスを安心して利用できるように、シルバーサービスについて福祉適合性(安全性・倫理性・快適性)の観点から品質の基準を定め、この基準を満たす良質なシルバーサービスについてシルバーマークを表示することにより、良質なシルバーサービスの提供・普及を図り、もって高齢者の福祉の増進とシルバーサービスの健全な発展に寄与することを目的としています。 (シルバーマーク制度要綱 第1より)

制度の特徴

1.良質な事業所(営業所)に交付します

消費者である高齢者などが、「シルバーサービス」を安心して選択・利用できるように、良質な介護サービス事業所に「シルバーマーク」を交付しています。利用者本位のサービス提供を前提に、介護保険の指定基準を上回る認定基準や倫理綱領の遵守を定めています。

シルバーマーク認定対象サービスについては、「訪問介護」・「訪問入浴介護」・「福祉用具貸与」・「福祉用具販売」・「在宅配食サービス」の5種類があります。

2.厳正な審査を実施しています

安全性・倫理性・快適性の観点から、利用者の権利の尊重、適正な契約、苦情対応の仕組みづくりや損害賠償の担保も盛り込み、書面審査・実地調査を行った後、有識者などから構成される外部委員会において審査・認定します。
認定時期は年3回(2月、6月、10月)で、有効期間は2年間としています。

3.介護保険の指定基準等を上回る認定基準を定めています

シルバーマーク制度では、利用者がサービス提供事業者を選択する際に安心してご利用いただける目印となるよう、 介護保険の指定基準を上回る認定基準や倫理綱領の遵守等を定めています。
シルバーマーク制度の認定基準は、介護保険の指定基準に比べ、従業員に対する教育、研修等などを求めており、従ってシルバーマークの取得によって他の事業者との差別化が図れ、利用者に対し良質なサービス提供をアピールすることができます。

4.継続して取組みを支援しています

平成元年の制度発足以来、全国統一基準のサービス評価制度として実績を重ねています。審査過程を通じた質の向上だけでなく、認定事業者に最新情報を提供し、スキルアップのための各種研修も実施しています。サービスの質の向上を、継続して支援しています。

制度を取得するには

取得できる単位

事業所(営業所)単位で認定いたします。

以前は事業者(会社)単位に認定をしていましたが、平成12年4月の介護保険施行に伴い、事業者(会社)単位から事業所(営業所)単位に変更いたしました。これにより基準を満たした事業所のみがシルバーマークを取得することができます。

制度を取得すると

メリット

シルバーマーク制度の認定基準は、介護保険制度における指定基準を満たしていることはもちろん、介護サービス情報の公表制度における一定の項目を満たしていることを条件化し、また申請時に介護サービス事業者自身による事前のチェックリストを提出することで、自己評価と審査の円滑化を促進することです。

  1. 利用者は、必然的に良質なサービスを提供できる事業者を選択します。シルバーマーク制度の介護保険の指定基準等を上回る認定基準をクリアしている事業所は、他の事業者との差別化が図れ利用者に対し良質なサービス提供をアピールすることができます。
  2. シルバーマーク制度の全国統一基準に基づく社外の評価機関による審査を通して、社内のサービスの内容・提供体制を整備、向上させることができ、自信を持って自社のサービスをアピールできます。

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