本日ここに第12回シルバーサービス展が開催の運びになりましたこと、主催者として誠にありがたく嬉しく存じております。また、皆様には期末の大変お忙しい中、早朝にもかかわらずこの開会式にご出席いただきまして、心からお礼申し上げます。
このシルバーサービス展も、回を重ねるにしたがいましてシルバーサービスに対する認識と関心の高まりを反映して、出展規模も来場者数も増加の一途をたどっており、国民の皆様への情報発信の場として定着しつつあることを実感しております。
また、出展の内容につきましても、初めのうちは介護関連が主体でございましたが、最近は健康、生きがい、趣味などに対する高齢者の皆様のニーズの多様化を反映して、様々な商品、サービスが出展されるようになりました。このような中、増加する展示規模に対応するため、今回は車輌のような大型の展示物も出展可能な会場へ変更するとともに、会場面
積も拡大いたしました。
少子高齢化が進む中で、高齢者の人口構成に占める割合が増えることはもちろんですが、一方で今までは高齢者というと要介護あるいは卒業生、OBといったような感じが強かったわけですが、最近は健康でまだまだ仕事にもボランティア活動にもいきいきと働く方々が増えてきております。
こうした時代の流れに沿うべく、今年は「いきいき、たのしく、しっかりと。」をキャッチフレーズに掲げました。このキャッチフレーズの下に展示されております多くの商品とサービスを前にして、高齢者の皆様がこれからのライフデザインを想い描き、自信と希望を持って歩み出していただければ幸いに存じます。また高齢者の方々だけでなく、ご来場者の皆様にも、やがてシルバーサービスが日本経済における新しい産業として発展していくであろうことを実感していただけるのではないかと思っております。
それでは、ご来場の皆様にシルバーサービスについて一層のご理解をいただく場になることを祈念いたしまして、幕を開けたいと存じます。
最後になりましたが、出展くださいました各企業、団体の方々、そしてまた開催につきまして大変なご支援、ご協力を賜りました皆様方に心からお礼を申し上げまして、私の開会の挨拶といたします。ありがとうございました。
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