1.老人保健健康増進等事業
介護事業者における体系的OJTの展開に関する調査研究
介護サービスの無形性、同時性、個別性といった性質を鑑みても、また今般の介護人材に求められる専門性の明確化、高度化の必要性の意見を踏まえても、介護サービスの提供には、現場における「実践力」が求められるが、これらの獲得には介護現場での「実践を伴う学び」、すなわちOJTが不可欠である。先行研究では、業務の場を「学習の場」と位置付け、組織的、継続的、計画的に介護職員にOJTを実施し、経験学習サイクルを稼働させていくたためには、OJTを組織に仕組みとして取り込むこと、かつ取組基盤の整備が必要となることが示された。そこで、本事業では、OJTを組織内に仕組みとして取り込むための方策の具体化として、OJT実施手順の整理を行い、継続的な実施に必要な、一連のプロセス等を踏まえた手順等をまとめたガイドラインを作成した。また、OJTの可視化手法による管理、集約分析を支援するシステムの構築の検討と検証を行うとともに、OJT取り込みの前提条件となる、求められる基盤整備、マネジメント内容についての研修の検討を行った。
OJTを通じた介護職員の人材育成に関する調査研究 事業報告書
シルバーサービス振興会では、調査研究事業報告書をご希望の方に無料で配布しています。
(ただし送料は実費をご負担いただきます)