調査研究事業 令和6年度 調査研究事業

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1.令和6年度老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業)

介護職員の技能等に係る評価のあり方に関する調査研究事業

   我が国では、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能(知識・技術)の重要性及び必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として、厚生労働省及び中央職業能力開発協会が主催者となり、技能五輪全国大会が開催されている。現在、当該大会に介護職種は含まれていないが、既に一部の民間団体等においては、介護職員の介護技術の向上や地域の介護への関心を深める観点等から、介護技術に関する競技大会が開催されている。

   今後、介護サービスの需要が更に高まることが見込まれ、介護従事者の確保が喫緊の課題となる中にあって、こうした技能競技の目的はもとより、介護従事者個人の技能の専門性が公平かつ適正に評価され、目標を持ちながら、やりがいを持って働き続けることができる環境を整え、次代を担う介護人材を育成していくことも極めて重要である。
   中でも継続的に介護人材を確保していくためには、特に若い世代を中心として、介護職の専門的技能が社会的に評価される機会を創出するとともに、介護職自身がモチベーションを高めていける環境づくりも重要となる。
   そこで令和5年度は、技能五輪全国大会で既に対象競技となっている対人サービス(レストランサービス、理容・美容サービス)、都道府県や民間団体が実施している介護技術に関する競技大会について分析を行い、技能五輪全国大会に介護職種を競技追加することを想定した論点及び課題点の整理を行った。

   令和6年度は、これらの論点や課題を踏まえ、具体的な介護職員の技能等の評価を実施する仕組みについて検討を行うとともに、介護現場において試行的に実施し、介護職種追加のための実践的検証を行った。具体的には、競技課題の設定(対象となる介護の技能(知識・技術)の検討)、評価(採点)基準案の策定、評価手法及び評価者要件の設定、評価者の主観的ブレを解消するための方法等について検討を行った。また、こうした検討に基づき構築された評価の仕組みについて実際の介護施設・事業所等の協力のもとで試行的評価を実施し検証を行い、具体的な提言を行った。


介護職員の技能等に係る評価のあり方に関する調査研究 事業報告書

目次

表紙 (PDF:1,168KB)
目次 (PDF:1,123KB)
第1章 実施概要 (PDF:2,149KB)
第2章 既存の技能評価の仕組みの分析 (PDF:23,867KB)
第3章 介護技能に関する評価指標、評価手法等に関して (PDF:3,671KB)
第4章 介護職員の技能等に係る評価システムの構築にあたっての論点及び課題の整理 (PDF:2,324KB)

全体 (PDF:27,070KB)
※データ容量が大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。

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