事 業 名 |
事 業 の 概 要 |
1. シルバーサービス事業振興計画策定事業 |
21世紀初頭までのシルバーサービスの供給目標量 の推計及びその供給体制像、求められる振興策等の提示を行った「シルバーサービス振興ビジョン」(H4〜H5)を受けて行ったH6年度事業において洗い出した課題を踏まえ、今後望ましい供給体制像を導くと共に事業者特性別
行動指針を打ち出した。又、経年的市場規模に関する指標を導いた。 |
2. 介護分野における効果 的なサービス提供システムの開発に関する研究事業 |
24時間型在宅介護サ一ビス提供システムを開発することを目的に既存の介護業務の涜出と分類、高齢者の分類等を通
じて事業者が提供すぺき商品パッケージを策定した。
又、民間事業者におけるケア・マネジメントの可能性を探るため事業者自身が行う場合と、医療機関と提携する場合とに分け、それぞれモデル事業を実施した。 |
3. 在宅介護サービスの類型化とその安定的供給に関する調査研究事業 |
多様化する介護二一ズに対応する高質なサービスを供給するために介護業務のパッケージ化が必要である。これを実現するためのモデル事業を行い適切なパッケージ化の検討を行うと共に経営的評価を行い安定供給のための検討を行った。同時に、事務管理システムの導入による、より効率的な介護サービス提供方法の確立についても検討した。 |
4. シルバーサービス事業者に対する資金供給のあり方についての調査研究事業 |
シルバーサービス市場へ参入を検討している事業者や事業拡大を求めている既存の事業者に対して有効な資金投資及び資金調達の方策、並びに安定的な資金調達に繋がる仕組みを検討するために、他業態、国内外におけるサ一ビス事業等、事業者に対する資金供給の参考となり得る方策を調査研究しその有効性について検討した。 |
5. シルバーサービスに関する調査研究事業
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1)WAC法により整備される施設がその機能を地域に開放し、地域の他の機能と融合していくための諸条件や施設整備が地域に影響等について調査研究を行った。
2)余暇活動サービスの中で高齢者のニーズが高い健康づくり関連サービスについて事業者実態調査や高齢者アンケート調査を行い、現状、課題、将釆展望を研究した。
1) |
WAC施設を拠点とする在宅サービスの供給のあり方に関する調査研究 |
2) |
シルバー世代向け余暇関連活動サービスに関する調査研究 |
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6. 民間事業者による福祉用具の効率的かつ安定的供給のあり方についての調査研究事業 |
増大かつ多様化する介護需要に対応した、機器の研究開発から生産、流通 、エンドユーザーに至る供給体制全体を視野に入れた安定供給に関する調査研究を行った。特に福祉用具の認知及び需要拡大のための方策、新規参入促進及び事業効率化を図り市場を適正に機能させる為の方策、サ一ビスの質的向上についての方策について検討した。 |
7. 施設を利用して提供する自立支援サービスの質を確保するための方策に関する調査研究事業 |
各種施設で提供されるサービス(ハード、ソフト)について、アンケート及びヒアリングを中心とした詳細な調査及び比較分析を行った。これを基に、施設において提供される各種サービスの質的に担保すぺき水準を明確化し、サービスメニューとして導き出した。
又、在宅サービスとの連携整合性についても検討した。 |
8. シルバーサービス関連情報の体系化及び情報システム研究事業 |
6年度に構築したシルバーサービスデータべースの記録情報の更新を行うと共に、新たに5業種を新親に追加、収録した。
また、関連情報ユーザーに対して二ーズ調査を実施し情報システムの発展状況を踏まえながら情報の収集・提供のあり方について検討を行った。 |
9. 高齢者介護機器等評価普及事業 |
高齢者介護機器等の普及を図る観点から、介護実習・晋及センター等の展示場を活用して、保健婦・ホームヘルパー等介護の指導的立場にある人材への福祉機器活用研修会や、効果
的な機器のモニターレンタルなどモデル事業の実施等展示支援を行い、効果 的な福祉機器普及の手法について研究した。 |
10. 高齢者保健福祉サービス総合展示事業 |
シルバーサービスに対する国民の認知度を高めるとともに、行政施策と民間シルバーサービスの連携のあり方について広く啓発を図ることを目的として、介護サービスから生きがい分野にまで及ぷ多様なシルバーサービス・商品を中心に総合的な展示を行うとともに、一般
向けのシンボジウム、及び案務者向けのセミナーを開催した。 |
11. 高齢者福祉広報普及事業 |
老人保健福祉に関する広報普及資料をシルバーサービス関運事業者に配布し、行政施策等に関する知識の普及を図る。又、シルバーサービス展にて広報普及資料を来場者に配布するなどし、広く一般
に高齢者福祉に対する認知理解の向上を図った。 |
12. 特定民間施設等施設の事業化支援システムの研究事業 |
基本計画策定地域のまちづくり事業の実態を評価分析し結果 を整理した。又、基本計画策定地域や今後のまちづくり事業を行う地域の事業化支援の為に、まちづくり事業推進の為の課題と条件を整理・検討し、地域特性に対応した「新しい特定民間施設等施設のあり方」及ぴ支援策の方向性を提示した。 |
13. 老人保健福祉関連施設等の多角的事業展開に関する調査研究事業 |
老人保健福祉関係施設が複合的・多角的に事業展開する場合の事業構造・経営上のボイント・地域におけるメリットなどについて研究整理を行い、その効率的運営や事業の多角化複合化による経営安定化の為のデータ・情報等を提供する。 |
14. 高齢者の日常生活における「移動」の確保策のあり方に関する研究事業 |
既に移送サービスに取り組んでいるさまざまな先進事例の調査及ぴ法制度や各種施策にっいて検討を行い、高齢者が利用可能な各種移動手段について現状を整理した上でそれぞれの手段の充実や多様化に向けた方策を具体的に提案した。更に、前年度に提示された車輌構造上の問題点、道路空間のあり方についても検討した。 |
15. 老人保健福祉施設等の設計等のコンサルテーションに関する評価研究事業 |
H6年度に実施したコンサルテーションを評価・分析しその成果 をH7年度に実施する各案件に反映させると共に今後他のモデルとなる案件についてはモデル事業として位
置付け、事業の各段階におけるノウハウを整理する事により、質の高い施設整備に向けたコンサルテーションを行った。 |
16. 地域における人的・物的資源を活用した被災者の生活支援体制の確立に関する研究 |
震災時に被災した地域における特別 養護老人ホーム等の施設運営者、経営者、地域の福祉担当者、住民等へのヒアリングにより、震災時及び災害後の諸間題又は課題について整理した。また、支援体制としての専門職のネットワークやボランティアの位
置付け、連絡方法等の課題の整理を行った。 |
17. 各地域におけるシルバーサービス振興支援事業 |
全国各地において在宅福祉等シルバーサービスの振興を目的として設立された民間組織及びそうした組織の設立に取り組んでいる都道府県等に対して、シルバーサービスの健全な発展のための活動の支援を行った。具体的には、振興組織設立支援事業、モデル事業を実施するとともに、札幌市において全国シルバーサービス振興組織連絡協議会を開催した。 |
18. シルバーサービス情報収集提供事業 |
良質なシルバーサービスの供給主体に関する情報を継続的に提供していくことを目的として、既存データの更新を行い、福祉・保健情報サービスシステム(WHIS
NET)を通じ、全国の高齢者総合相談センターへの情報提供を行った。
また、シルバーマーク制度の一層の普及・定着を図るため、認定事業者の概要及び認定事業者の最新情報冊子を作成し・関係各方面 に配布するとともに、シルバーマーク審査の事前指導相談業務をモデル的に地方振興組織に委託した。 |
19. シルバーサービス情報誌発行事業 |
事業情報誌「シルバーサービス」を以下の要領にて発行した。シルバーサービスに対する社会全体の認知度の更なる向上を目指し、誌面 の充実に取り組んだ。
発行部数: |
15,000部 |
発行回数: |
年6回(4月、6月、8月、10月、12月、2月) |
配布先 : |
(無料)都道府県市区町村、社会福祉協議会、保健所、保健センター、社会福祉協議会、高齢者総合相談センター他福祉関係機関等
(有料)シルバーサービス事業者、一般個人等 |
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20. 健康長寿のまちづくり普及推進モデル調査研究事業 |
健康長寿のまちづくり事業の普及啓発を図ることを目的として、次の3事業を実施した。
- 1)平成6年度「基本計画」モデルの評価研究事業
- 平成6年度に策定されて10自治体の「ふるさと21健康長寿のまちづくり事業」基本計画及び面的施設整傭計画の概要と今後の課題等を紹介し、健康長寿のまちづくり事業の晋及、推進に役立てた。
- 2)第6回全国健康長寿のまちシンポジウムの開催(豊田市)
- まちづくりに関わる公民の関係者が一堂に会し、相互の情報や経験の交換により、まちづくり事業への取り組みや参加気運を全国的に盛り上げた。
- 3)高齢社会にふさわしいまちづくりのモデル研究事業
- 地域の社会資源としての民間事業者に的を絞り、「健康」「生きがい」「安心」の健康長寿のまちづくり事業の各機能について民間事業者の参画を促し、まちぐるみで事業を展開させるための行政側からの誘導・支援方策、また、民間事業者からの要望等について提言した。
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21. シルバーサービス事業者研修事業 |
シルバーサービスに係る民間事業者の提供するサービスの質的向上並びにシルバーサービス事業者の理念の確立を目指し、シルバーサービスの健全な発展に役立てることを目的として研修会を実施した。具体的こは、管理者研修会2回、従事者研修会18回を実施した。 |
22. 高齢者の身体的状況及び地域性に配慮した住空間モデルに関する調査研究事業 |
これまでの住宅研究の成果 によりべ一スとなる住宅性能要件は整備されつつある。しかしながら、設計・施工に携わる者が、そこに居住する高齢者の身体的状況を十分に把握理解した上でこれらの性能要件を検討するという個別
対応が十分にできていないのが現状である。このため平成7年度においては、脳卒中、骨関節疾患、パーキンソンといった住空間づくりへの影響が大きい疾患に着目し、動作構成要素→基本動作→目的動作の順に整理・検討を行った上で、目的動作に応じた福祉用具・空間等の性能要件の整理・検討を行った。さらには、新築・改造の事例を収集分析することによって、各障書特性を踏まえた住空間構成要素のあり方について検討を行った。 |
23. 介護支援システム開発研究事業 |
在宅における介護者の負担軽減を図り、要介護者の自立性や快適性を高める観点から、高度な技術を導入した実用的な介護機器の開発研究を行った。平成7年度は、今年度より開発に着手した3案件を含め計7案件の開発を行った。そのうち継続開発中の4案件にっいては実用試作品が完成し、今年度で委託開発が終了した。 |
24. 福祉適合基準にかかる調査研究事業 |
シルバーサービス事業の健全な発展、高齢者福祉の増進を目的に、「紙おむつ」にかかる福祉適合基準の策定について、国内外の規格基準、類似マーク制度、先進国の事例を調査し、業界等に対するヒアリングを実施した。その結果
として「紙おむつ」業界の実態を把握するとともに、新たなシルバーマーク制度を確立する上での基準項目、円滑な事業運営システム及びサービスの質の担保の方法を検討した。 |
25. シルバーサービス関連情報整備事業 |
後の民間シルバーサービスを振興していく上で、正確なシルバーサービスの市場規模を評価していくためにも、それらの全体量
や各供給主体ごとの供給量を把握する必要があり、現在不明確な自治体のサービス供給における直接提供部分と委託部分の内訳に関する情報を収集した。 |
26. 健康長寿のまちづくり推進研究調査事業 |
健康長寿のまちづくりの拠点施設の整備対象用地として、国立病院・療養所跡地の活用可能性にっいて検討した。既に国立病院・療養所の跡地を活用した拠点施設の整備事例の調査や国立病院の再編成に伴う特別
措置に関する法律の動向等を踏まえ、活用に際しての課題を整理するとともに、いくつかの具体的な活用方策を提案した。 |